2012年6月25日月曜日

Don't sell yourself short

「自分を安売りするな」

 半年ほど前に、夫はピカピカの新車を購入しました。なので、それまで乗っていた赤いピックアップトラックに、「さよなら」を言う決意をやっとした夫。それでまず手始めに、会社の同僚に「千五百ドル」で話しをしたら、かなり乗り気になり、実際、その同僚が昨日我が家にやって来て、「一日体験」として、トラックを彼の自宅にもって帰りました。本当は、メカニックに持って行って、本格的に審査してもらいたかったらしいのですが、実際は、彼の妻の「ノー」の一声で、全てが木阿弥に。(それだったら、最初っからトライするな~!奥さんが乗り気じゃないのは、わかってたくせに!)私が今日、家に帰ったら、赤いピックアップトラックが、我が家のドライブウェイに返還されてました。

 それで夫に、「じゃあ、彼は結局買わなかったのね」と言うと、「全く、あいつは僕の時間を無駄にした」とぼやきつつも、「でさ、その後、ランディーの家に行ったんだよ。そしたら彼が、『安売りするな』って言うんだ。」と説明。
自分が千五百ドル払って買ってやってもいい。でも、それじゃあ、自分は利用した事になる。これはちゃんと動くトラックなんだから、もっと価値があるはずだ。三千ドルを自分が払ってもいいが、それでは簡単過ぎる。まず、自分で『三千ドル』で広告を出せ。」
と言われたそうです。それに大きく感化され、励まされた夫は、トラックの写真を撮り(私に黙ってこっそり私のカメラ使用)、音楽付きのスライドショーまで作って、本当にとあるリストに載せてしまいました!でもまあ、そのランディーの言った事が面白くて、二人でゲラゲラ笑ってしまったんですけどね。「ランディーの電話番号載せて、彼にセールスマンになってもらったら?」と思ったほど。「これで一儲けして、妻に千ドル分の服を買ってあげよ」とか。(妻は、服代に千ドルもかけないけどね。)でもまあ、要するに、自信を持って、ちゃんと見合うだけの金額を請求せよ、との事でした。



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