2009年8月22日土曜日

Can I help you something?

「なにか御用ですか?」

 仕事からの帰り道、近所の少し曲がった坂道を降る時に、前から車が来るのが見えました。両脇には路上駐車している車がたくさんあり、少し距離があったものの、急ぐことなくその車が通り過ぎるのを待っていると、開けていた車の窓から私を見ていたティーンエイジャーが言った言葉です。確かにその車は少々のろのろしていて、来るまで時間がかかったのですが、だからと言って、私が行こうとすれば途中でぶつかるのは目に見えていました。その僅かな間でも止まっていれば「怪しい奴」と思うなんて、なんか間違っていると思うのです。そのティーンエージャーの声から、明らかに「疑っている」のが良く分かりました。
「いいえ、ただ単に、車が通り過ぎるのを待っているだけよ。」
と私が言うと、「オーケー」と彼女は言いましたが、そんなことにも気付けないのかと、思った私でした。

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