2009年5月22日金曜日

That's what I do for living

「これで、食べているわけですから」

 最近、「日本ブログ村」に登録したおかげで、読者数が激増!!ありがとうございます!新しい読者の皆様に「更新しないブログ」等と陰口をたたかれぬよう、一生懸命頑張ります!(と言いつつ、ほぼ1週間ぶりの更新...)

 さてさて、今日のお題ですが、夫の言った言葉ではなく、うちの会社に来ていたどこかの業者の方が言った言葉です(新しい読者のために申し上げますと、このブログでは私の夫の言葉以外の一言も引用します。でも、「ネーティブの英会話」が売りなので、アメリカ人が言った言葉しか引用しません)。実は、トイレに行き、オフィスに戻ってきた瞬間に耳に入ってきた言葉なので、この前の会話がどんなものであったのかはわかりませんが、たぶん「まあ、あなたはこの件について、良く知っていますね」といった内容であったと、推察できます。"do for living" 「生活のためにする」とは、つまり「職業」のことを指します。なので、"What do you do for living?" というのは、「あなたの仕事は、なんですか?」と聞かれているのです。

 ところで、私が「生きていくためにしている」仕事とは、「翻訳」です。2005年にアメリカの大学を卒業してから、ずーっと同じ仕事をしているので、かれこれ4年近くになるのだから、驚き。アメリカの大学では、最終的に(2回専攻を変えているので)「英文学部言語学学科」で卒業しました。こっちのテレビ番組で、「英文学部になんぞ行って、将来何の役に立つか」等といったコメントを聞いたことがありますが(こっちの英文学部とは、日本で言えば国文学部と同じ感覚ですね)、皆さん、これがですね~、「役に立つ」んですよ。私の場合、外国人だから「英語を学んだ」といえばそれまでですが、それ以上にすごい収穫があったんですね。それは何かと言うと、「読む力」です。翻訳をしていると、つくづくこの「読む力」が必要だと感じます。一つの文章を外国語に書き直すのが、翻訳の仕事だと私は解釈しているのですが、この「書き直す」のに、まず「本文で理解する」ことが何より重要になってきます。理解していないと、訳した時に、とんでもない方向に走ったり、まどろっこしい表現で、一体なにを言いたいのかわからない、ということになります。これは、例えば「日本語から英語」に訳す時でも同じです。そして、訳す言語での「文章力」も大変重要です。「英語から日本語」に訳す時は、「日本語での文章力」が「英語力」以上に重要だと、個人的に思います。最近の私の仕事は、「英語から日本語」に訳すことがほとんどなので、この「日本語力」が私の最終的な仕事の評価になります。でもってですね、私がアメリカの大学で、文学を死ぬほど読まされたのは、現在「日本語」を書くのに役立っている、と思います。文章の構成とか、分析力が養われたと思うのです。これは翻訳でとっても大切です。なので皆さん、日本語の本も、たくさん読みましょう!

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